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2007年9月10日 (月)

謙譲の美徳

今日は仕事で野山を200kmほど走った。稲刈りのシーズン!すでに刈り終えた田もあるが、稲穂が実り、秋を少しだけ体感出来た。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」は詠み人知らずだが、君子は学識や徳行が深まるほど謙虚になるものだという含蓄ある戒(いまし)めだ。こんな言葉とは裏腹の人間がこの世には多すぎるが、人間とは弱いもので、地位や権力や財力を手にすると、謙虚さをなくしてしまうものだ。「謙譲の美徳」と言う言葉がある。「何もありませんが」「つまらないものですが」「お口汚しですが」などと言って贈り物をする文化はアメリカ人には理解しがたいものだろう。世の中全体で、やれ勝ち組だ、負け組だと争そい、政治家も、芸能人も、会社員も自己主張し、目立つパーフォーマンスを繰り広げる者だけが勝ち残る。そこには「謙譲の美徳」などと言う言葉は死語に近い。今の若者に馬鹿にされるかもしれないが、昔「美しかった日本」には「謙譲の美徳」と言うことばを多くの人がそれなりに実行していたが、今は「美しくない日本」になってしまった。

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