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2007年12月30日 (日)

今年を振り返る(医療介護の巻)

救急車で搬送途中、受け入れ病院がなく、たらい回しにされて死んだと言う話は悲惨だ。仕事がハードな割に儲からない小児科、産婦人科医師不足も深刻だ。少子化対策と言う前に、低所得の派遣労働も含め、子供が産める環境づくりが出来ていない。日本は先進国だと言うのに、あまりにもお粗末だ。この世には本末転倒な話は山ほどある。健康のためにダイエットしようとして逆に体調を崩すとか、裕福な生活をするために貯金をするのに、いつの間にか貯金が目的になったり、人類が幸せに生きるために地球環境を守ろうとしているのに、CO2を削減する事が目的になったり、目的と手段の取り違えと言うか、まさに本末転倒だ。介護予防もその一つだ。高齢者が介護施設で、残された機能を生かすために筋肉トレーニングをする。ついた筋力をいったい何に使うのか?歩けるようになっても帰る場所がない。当然前向きな高齢者も僅かではあるがいる。しかし、いまさら老人の体を鍛えて社会に適応させようとするのは話が逆だ。老人保健施設(老健)も、病院を退院してきた人を数か月間、リハビリして家庭に帰そうという中間施設として作られたものだが、現実には病院と特別養護老人ホーム(特養)との中間施設になっている。老健は入所希望者殺到の特養へのキャンセル待ち施設になっている。老いて不自由な体でも、がんばってもう一度生きて行こうと思える社会環境や家族制度を確立することが先ではないのかと思う。消えた年金問題で社会保険庁の杜撰な仕事ぶりが暴露された一年だが、年金制度の破綻は目に見えている。バラ色の未来はない。

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