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2010年5月23日 (日)

長寿社会

老人介護施設に時々行く。身内がいない孤独な老人、何らかの事情で家族が介護することが出来ない老人、色んな人生模様を背負って、施設で生活している老人。施設の職員さんの献身的な介護で成り立っている。朝食、体操、歌を歌って昼食、午後入浴、昼寝、夕食、その間の排泄・・・中にはわがままな老人、あるいは大声で職員を怒鳴りつけたり、抵抗したりする人がいると思えば、アルツハイマー病の人、ただボーっとしている人、テレビを見るでもなし画面に釘付けの人、一生懸命折り紙をする人、動物園の熊のように同じ場所を行ったりきたりする人・・・介護施設にお邪魔すると、哲学者になってしまう。人間は何のために生きるのか?高齢者は家族の世話になってともに生活するのが本人にとって理想かもしれないが、周りの家族にはずっしりと負担が覆いかぶさる。日本の現在の介護制度を批判する人は多いが諸外国に比べ圧倒的に優れた、むしろ少々高齢者に過保護なくらい恵まれた制度だ。これが5年後10年後まで続くとはとても思えない。例外はあるが、長寿は必ずしも幸せではないといつも思ってしまう。自分も近未来、生きていれば同じ道を歩むのだが。

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