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2010年8月 2日 (月)

イマジネーション

小学校だったか中学校だったか忘れたが、昔音楽の時間で、クラシックの曲のさわりの部分が流れて、四択で正解を選ぶ試験があった。グリークの「ペールギュント」の正解は「朝の爽やかな気分」、スメタナの「モルダウ」の正解は「ゆったりと川が流れる情景」、ベートーベンの「運命」の正解は「運命の扉をたたく音」だと記憶している。今から思えば乱暴な試験だ。曲から浮かぶイマジネーションは人それぞれ違うのが当たり前だ。古代人が星空を見て、しし座、かに座、いて座、てんびん座などイメージした能力はいまさらながらすごいと思う。私の学生時代はテレビよりもラジオを良く聞いた。ラジオで放送される内容から顔や情景をイメージして育った。落語家の話から情景をイメージしておかしくなって笑った。しかし最近の若者は、一概には言えないがそんな能力が確実に低下しているように思う。リアルな映像で見るのが当たり前の世の中になっているし、見たい物はインターネットを使えば世界中のものが何でも見られる。この先、人間はますます本来持っているいろんな能力を失ってゆくのかもしれない。

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