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2010年12月 7日 (火)

死の授業

新井満著「死の授業」と言う本を読んだ。僅か77ページ。本と言うよりほとんどが写真の「絵本」である。10分あれば1冊読める。しかしその内容はすごい。著者が母校の中学校で教育した話だ。子供たちに「君たちにとって大切なものを絵にしてください」と呼びかけ、彼らは両親や友達などの絵を一生懸命描く。今度は強制はしないが「その絵を今から燃やしてみてください」と言う。泣き出す子もいたと言う。こうして大切な人の死を疑似体験させ、改めて生きることの素晴らしさを教育すると言う話である。薄っぺらい本であるが、究極の哲学本だと思う。私もすでに人生の折り返し地点は過ぎているが、基本的に人間はいつ死ぬかわからない。そう考えると一日一日を大切に生きようということになるのだが、それが出来ないから凡人なのだ。まあ、死んだときがその人の死に時、散りぎわなのだ。寒くなってきたので、そんなこと考えずに、のんびりと、ビール片手に鍋やおでんを楽しく味わいたいものだ。

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