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2015年9月 4日 (金)

マイナンバー

マイナンバー制度が10月から始まる。最初は緩やかにメリットばかりが強調されるが、少しずつ真綿で首を締めると言うか外堀が埋められて行き、5年後あたりには恐ろしい制度になるような気がする。メリットとして個人情報の一元管理による事務手続きの簡素化、コストの削減、所得の過少申告・扶養控除・生活保護の適正化などあるそうだが、それは、お上の側、体制の側の論理であって国民の側、取り締まられる側からすると必ずしもメリットでもない。逆にデメリットとしては個人情報の流出懸念、そして何より個人の財産や個人資産が国家によって管理されると言うデメリットのほうが大きい。しかもこのマイナンバー制度は当初は行政機関のみでの利用となるが、徐々に民間企業まで活用が拡大され、益々個人情報の流出は絶対起こる。今後預金口座へのマイナンバー適用の義務付けが検討され、金融資産だけでなく、さらにその他資産まで対象になり、例えば1億円の隠し金があっても、給与所得がない限りは「低所得者」となり、低所得者向けの給付金がもらえたり、社会保険料の負担が小さかったりするが、マイナンバー制度の導入後は、国が個人の全財産を把握し、そのデータがあちらこちらに漏れる可能性もある。話しは変わるが、アリとキリギリスの話がある。アリは将来のことを考えコツコツため込む。キリギリスは先のことなど考えずに遊び呆ける。結果ため込んだほうが救われ、遊んでいたほうが苦しむ。ところがマイナンバー制度は将来に備えてため込んだ資産を全部国家が把握し、まじめにため込んだ側からごっそり税金で持ってゆく制度だ。これはもはや人生観の問題だが、正直ものが馬鹿を見、遊び人が救われる制度ともいえる。

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