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2017年6月11日 (日)

みをつくし

黒木華主演の「みをつくし料理帖」と言うドラマが面白い。大阪生まれの大阪育ちの私にはこの「みをつくし」と言う響きが懐かしい。昭和30年(1955年)、大阪市の婦人団体の提案で青少年を守るため毎夜10時を鐘の音で知らせる「みをつくしの鐘」が大阪市庁に設置され、夜10時になると「おうちへ帰れ」と言う意味合いで「コンキンカンコン」と鐘がなるのだ。「澪(みお)」とは水路、「くし」とは杭の事。船の航路を示す標識の事で大阪市の市章にもなっている。では「みを」と「くし」の間の「つ」はどういう意味というツッコミが入りそうだ。「つ」は「天(あま)つ風」「まつげ(目つ毛)」「ときつ風」等で言われるように「○○の」と言う格助詞である。古歌では「身を尽くす」という意味で、掛詞としても使われる。百人一首の「侘びぬれば今はた同じ難波なる、みをつくしても逢はむとぞ思ふ」は開き直りの究極のゲス不倫歌だ。

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